Harm FREE(自然共生社会の実現)

現代社会は、大気?水?土壌環境における物質循環や再生産など、自然から様々な生態系サービスを受けることで維持されています。
川崎重工は、地球環境に調和した製品とものづくりで、環境負荷を下げ、生態系の保全に貢献します。

第10次計画目標

環境リスクを低減しながら生物多様性を尊重した工場運営を行う

自然共生社会の実現

有害化学物質の適正な管理と代替え検討
(グループ全体で環境リスクの低減)

工場における樹種の把握と在来種への置き換え、および全社の森林保全活動の継続


有害化学物質の削減

当社は、人の健康や生態系に影響を及ぼす可能性のある化学物質の適正な管理と代替え検討を進めています。
2019年度の主要VOC(トルエン、キシレン、エチルベンゼン)とジクロロメタン、および六価クロム化合物使用量(取扱量)を図19に示します。今後も適正な化学物質管理を行うとともに使用量の削減を目指します。

図19 管理対象化学物質の排出量?取扱量

森林保全活動

兵庫県と高知県の2か所で森林保全活動に取り組んでいます。
兵庫県では2008年12月から県の「企業の森づくり事業」に参加。多可町の「川崎重工 なごみの森」と名付けた里山林で森林保全活動を開始しました。 2008年から開始したこの森林保全活動に参加した従業員やその家族は延べ2,400名にのぼり、アカマツやコナラ、ヤマザクラなど累計47種、約2,840本を植樹しています。2018年度からは植樹した木々の整備作業を中心とした活動に切り替え、2019年度は下刈りや除伐作業などを行いました。
また高知県では、森林の再生に取り組む高知県「協働の森づくり事業」に参画し、2007年から仁淀川町で活動しています。毎年、新入社員が間伐を中心とした森林保全活動を行うとともに地域の方々との交流を深めています。

2019年度活動実績

活動地 兵庫県多可町 高知県仁淀川町
活動内容 除伐?下刈り?
コースターづくり?
樹木札づくりと取り付け作業
間伐?環境学習
参加者 従業員と家族ほか協力者
(195名)
従業員ほか協力者
(64名)
活動実績 面積:0.5ha
CO2吸収量:0.97t-CO2
植樹:0本
面積:0.3ha
CO2吸収量:15.0t-CO2
活動回数 3回 1回

森林保全活動を通じた環境教育の実施

森林保全活動では、森林整備のほか環境を考える機会として体験学習を毎年実施しています。

2019年度活動実績

活動内容 目的 開催時期
コースターづくり体験
(図20)
森林の機能の大切さを学ぶ(森は定期的に手入れをすることで水源かん養、土砂の流出や温暖化防止の機能向上につながることから、間伐の必要性や利用することの大切さを体験) 2019年4月
樹木札づくりと取り付け作業
(図21)
自然とのふれあいや森の大切さを学ぶ(間伐材を利用した樹木札をつくり、植樹した木の特徴を確認しながら取り付ける。またシカから新芽を守るためシカよけ対策も実施) 2019年11月
図20 コースターづくり体験の様子(協力:NPO法人ひょうご森の倶楽部)
図20 コースターづくり体験の様子(協力:NPO法人ひょうご森の倶楽部)
図21 樹木札づくりと取り付け作業の様子(協力:NPO法人ひょうご森の倶楽部)
図21 樹木札づくりと取り付け作業の様子(協力:NPO法人ひょうご森の倶楽部)

食への取り組み ~サステナブル?シーフードの導入~

自然共生社会の実現にむけた活動の一環として、2020年2月から東京本社の食堂でMSC認証※1およびASC認証※2のサステナブル?シーフードの提供を開始しました。
サステナブル?シーフードを食堂のメニューに導入することで、私たちの生活の中で身近な「食」を通じて水産資源の枯渇問題や温暖化の影響について考える機会を提供しています。

  1. ※1持続可能な漁業?水産物に関する認証制度 MSC認証
  2. ※2責任ある養殖業?水産物に関する認証制度 ASC認証
図22 トマトキーマカレー白身魚フライ添え
図23 たくさんの人でにぎわう食堂
図24 サステナブル?シーフードの説明看板